最近NANAの新刊が出たようで、本屋に行くと平積みですね~。
これだけ出てる少女マンガはあまり見ないので、やっぱり人気あるんでしょうね。
私も一応たしなみかと思って(<何のだ)、漫喫とか、貸本とかで借りたのを読んで筋は知ってます。
しかし…なぁ、何だろう、この乗り切れなさ。
ストーリー構成も、キャラの作りも、物凄くいいって思うんですよ。
キャラがぶれないし、それがぶつかりゃこうなるだろうってストーリーを、ご都合主義ではなく、いいも悪いも詰め込んでありのままに描く感覚は本当にすごいと思う。
矢沢あいは天才だ!って言った人がいたけど、私もそれは認める。漫画家としては物凄くいいと思う。
だけど、な~~~んだかこうハマれないんですよね。
面白くないとは思わないのに。
思うに、キャラがリアルな分、キャラに対する好き嫌いが物凄く影響してるのかもしれないですね。
実は私は、ハチと呼ばれる方の奈々が苦手です。
あ、いや、本気で嫌いというほうが正しいか(^^;
嫌いとあまり言いたくないんで苦手と言ってたけど、何だか、何をされてもイラッとするんですよね、漫画なのに。
そういう意味では逆はまりかも。俯瞰できずに、いちいち感情が表に出て、漫画そのものにいらいらしてくるんだから。
ナナの方もそう好きじゃないけど、奈々の方のイヤさは、何か覚えがあるのに、どうしても思い出せなくて、な~んかずっと気持ちが引っかかってたんですよね~。
で、タイトルのレベッカなんですけど、車に入ってる音楽に、レベッカのベストがありまして。
なんか懐かしくなってついウッカリ借りてきたんですよね。
ちなみに、レベッカも、メロディラインや、NOKKOのボーカルは好きなのに、何だかどうしても好きになれないグループでした。
懐かしくなったのは、たぶん当時の空気が懐かしくなっただけでした。
だから、改めて聞いても「…やっぱ好きになれないな」という感想しか持てなかった(^^;
当時、レベッカ好きな子とかは「○○の歌で泣いた~」とか言ってたけど、私にはどうも悪い言葉を並べ立てただけのペラい不幸自慢にしか聞こえなかったのを思い出しちゃったりしました。
でもって、唐突に「奈々とレベッカって、同じ感情で嫌いだな」って思ったんですよね。
で、色々考えてみたんだけど、
多分、周りを省みないフリーダムさとか、自分の今に酔っちゃう感じとか、ハイとローの時の感情のふり幅がすごくて、そこに何も疑問を感じないところとか、自分の幸せも不幸も、他人が運んでくると思ってそうなところとかがダメなんかな~って思った。
中でも、自分の周りのせいにする感じと、幸せな時と不幸な時の、何も考えなさがかなりダメだなと思った。
これはもう自分のクセなんでしょうけどね、幸せな時も「いやいや、油断するとズドーンと来るから」と思ったり、不幸な時も「今は試練。いつかきっといいことある」と思ったりして、なるべく気持ちをニュートラルな位置に置いておかないと安心できないんですよね。
だから、あんなに手放しに喜んでしまったり、落ち込みきって周りに迷惑かけるほどな状態になるのが、どうにも理解できない。
それをかわいいと思う人がいて、世話する人もいるんだろうけど、私はどっちも無理だしゴメンだなと思っちゃうから、いらいらするのかな~。
そんでもって、なんだろう、自分のものさし以外のものさしを持たないで、勝手に計って、それを全てみたいに言っちゃう感覚もよくわかんないんですよね。
まぁでも、あれだけNANAもレベッカも売れてるんだから、大部分の人はそこには引っかからないんだろうなということも分かってます。
だから、昔も今も、「嫌いなんだよね~」って人には特に言ったことがなかったんですよ。
しかし、なんかこう、自分の中で何やらの共通点を見つけて、同じように苦手というのがわかってちょっと嬉しかったんで、嫌いだということを主張してみましたw
大好きな人、ごめんなさいね。
決して好きな人を否定するつもりはないんですよ。
私みたいな人や、大好きな人、両方で世界は構成されてるんだから、どちらも必要だと思ってるんですよね。(これはホントに本気です)
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