捕まっちゃったね（＾＾；

最近、BL小説をよく読んでます。色んな所のblogで、不思議な絶賛をされていた、木原音瀬さんという作家さんがすごく気になって、特に絶賛だった、以下の二つをまず読んでみた。

箱の中 木原 音瀬 草間 さかえ 蒼竜社 2006-03-23 売り上げランキング : 27978 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

檻の外 木原 音瀬 草間 さかえ 蒼竜社 2006-05-25 売り上げランキング : 4280 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

や、もうね、BL小説で泣くとか、そういうアクション想像してなかったもんだから、か〜な〜り〜やばかった。泣いちゃいました。
この2つはテーマが重い分、すごいしんみりしますね〜。
明るいハッピーエンドがお好みの人には薦められない。
それくらい、途中、かなり痛いとこ多いです。多すぎ！

でも、生活とか幸せとか、そういうのってフツーの生活の中で感じるものなんだよね、と、そう思えます。
フツーのハデハデBL小説系がハレなら、この小説はケだね。超日常。
だから、何気ないセリフとか、行動とかにじ〜〜んとします。
あ、結構オヤジです。もう看取っちゃいますから。ええ。それが苦手な人にも薦められないな。

ちなみに、これ、読むつもりなら絶対２冊同時に買うことをオススメします。
とりあえず箱の中だけ読んだらもう、ちょっとやばいかもです（＾＾；
最終的にはハッピーエンドなんですけど、箱の中だけだとそうは言えないですから。それに、絶対「その先は！！」ってなってしまうから。

その流れで、最近木原作品は見つけると買ったりしちゃってるんだけど、この小説もそのひとつ。

セカンド・セレナーデ full complete version 木原 音瀬 北畠 あけ乃 ビブロス 2005-08-17 売り上げランキング : 149582 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

これ、まんだらけで何気なく買ったんだけど、かなりラッキーだった様子。
今はなきビブロス発刊作品で、現在入手困難らしいですから。ユーズドにプレミアム付いちゃってるよ、マジ？（＾＾；

さて、このお話は、現代もの、ちょい学園ものだけど、これまた一筋縄ではいかなくて。
出てくるCPの片側が、相当性格が悪いんです。ええ、もうちょっとちょっと！ってくらいです。
これまたいい人が出てくるのに慣れてるとイライラするかも。
何かみんな素直じゃないし、色々黒いこと考えてるし（笑）
でもこれも、生きてる人間ならそれがホントかもねって気がする。
ただただ純粋に相手を思ってるだけってのはある種ファンタジーだからね。
それはキライじゃないし、自分が書いてるのもそんな感じだから、否定はしませんけど、とにかく木原作品は「へ〜、こういうのもありなんだ〜」っていつも思います。
だから、根強いファンが多いんでしょうね〜。
あと、不細工受も出てきます。容姿だけは譲れない人には薦められない。
って、私、薦めてる割には何度「薦められない」って言っちゃったかしら？（笑）
ま、ある程度覚悟してね☆ってことで。
今後は、「リベット」「恋について」「脱がない男上・下（これは入手困難）」なんかも入手したいですね〜。

ところで、私、実は性格がちょっと悪いくらいの男の人のほうが、好きだったりします。
コツを覚えて付き合っていけるようになると、攻略した気分になって楽しいです。
そしてそういう人のほうが色々考えてて、話も面白かったりします。
昔、もうなにそれ、ひねくれすぎでしょ！！って感じの人がいたけど、彼は本当に頭がよくて、物凄く観察眼が鋭くて、色々教えてもらいました。
いや、ただ彼はフツーに語ってただけなんだけど、なんか、目からウロコの考え方が一杯あって、ホント、世の中には色んな考え方があるんだなぁとすごく感心しました。
そして、いい人と接したからといって、必ずしもいい結果が返ってくるわけではないというのも感じたことがあります。
あの理不尽さは、未だにナゾです。そう来るか！的驚きに満ちてました。
またそんな事もネタにしてみたいなぁ。

そんなすごい小説のことばっかかいてて、最後に自分のしょぼい小説の話は恥ずかしいんだけど、白マンの第二部のしっぽが見えてきました。
多分３０〜３１くらいでまとまるでしょう。
漫画と漫画の合間に、息抜き的に書いてたけど、終ったらまた別の書くかな。
てか、本気で描けって話ですね（＾＾；　ハハハ。

BISEXUAL

ちょっとレビュブームなんで(私が)、最近読んだのをちょっと紹介。
BISEXUAL
真崎 総子



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最近近所のレンタル屋に貸し本コーナーが出来まして、今まで気になってたけど読めなかった作品とかを、借りまくってしまっています。
で、以前から気になってた関連商品の「BOYSエステ」を借りてきて読んだんですけど、その中に「七里」というキャラが出てくるのですよ。
その七里が主役のマンガが、この「BISEXUAL」。
中学時代にとんでもない事になってた！って煽り文句みたいなのが気になってしまい一緒に借りてきて読んだんですけど、…ホンマモノすごいんですけど！！(笑)

この方の作品は今回が初です。
以前から表紙の絵が好みで、一体どんなんだろう？って思ってたんですけど、中身も細い線で淡々としたストーリー運びで、温度が低いようで、でもさりげなくエロかったりかわいかったりするタイプのマンガですね。
シンプルな線で、何となくセクシーな男が描けるって理想だぁ〜って思っちゃいます。

ストーリーもね、これまたすごかった！(笑)
七里が中学１年に入学した時、３年だった剣道部の先輩・吉馬との恋愛ストーリーで、いやいや、中学生でそれないよね？　超フィクションだよね？って感じでもう、もう乱れまくり！(笑)
特に吉馬という子がすご過ぎる。
明るくバイセクシャルを公言してはばからず、１年の時から男も女も気に入ればやりまくるって、あんたそんな！　なんですかそれは！って展開（＾＾；
早速気に入った七里を、猛アタックの末オトす所なんて、なんだよそれ！って感じだし（＾＾；
結局お互いがお互いにどうしようもなくハマるさまは、ちょっときゅんとしちゃいましたね〜。
そのハマってしまう理由がこれまた…ありえんでしょ！ってなくらいにすごいんですけどね（＾＾；

しかし、これ読んでると、男とか女とか上とか下とか考えてるのがバカらしくなっちゃいますね(笑)
ちなみに、この二人はリバカップルです。気分でやる方が変わるみたいな。
それもなんと言うか飄々としてて、汗臭くなく、濃い過ぎない、さらっとした感じがして不思議です。普通のBLマンガばっかり読んでる自分には。

少女マンガですから、ほとんど具体的な表現はないです。
エロをお求めの人には勧めないけど、なんかちょっと毛色が変わったのを読んでみたい人にはいいかもしれませんね。
私は面白かったです。

あ〜、私って腐ってるなと思った瞬間。

昨日ですね、立ち読みしてて、ある少女マンガ読んだんですよ。
私は大概立ち読みは狙ってる連載チェックなんで、ほとんど読みきりは読まないんですけど、それは巻頭だったし、導入がよくって絵が好みだったんで、何の気なしに読んだんですね。

幼馴染の二人は、小さい頃、男の子が「キスってどんなんだろう？」という好奇心で主人公の女の子にキスして以来、キス魔になってしまって、高校生になった今でも、つきあってもないのに、したくなったら主人公を捕まえてキスしまくる。
実は主人公は彼が好きなんだけど、何となく今更言い出せない…

って所から始まるんですよね。
なんかいいじゃんこの設定。結構おもろい〜と思って一気に最後まで読んだんですよ。
で、「あ〜、面白かった。でも、主人公が男だったら更に更に萌えたのに」と素で考えちゃって、「うわ、腐ってる…」と思いましたです、はい（＾＾；

でもさ、この出だしの設定だけでも、男×男と考えたら、かなり萌えません？ません？ねぇねぇ？
途中何度か、コレが男同士なら！って感じがあったんだけど、最終的にオチの部分で、ここが男同士だったら、本屋でもニヤけないでいられてたか、自信がないっす（笑）

かなり出だしの部分で、「夜中に急におまえにキスしたくなって困った」みたいな台詞があって、で、朝の登校の時から路地に連れ込んでキスしてたんだけど、どうすか？結構キません？（笑）

ちなみに、確か週マだったと思う。じゃなかったら週コミ。＜一気に色々読んだんで記憶が曖昧…。
興味のある方は男×男に脳内変換して読んでみるといいと思います。
って、やな読まれ方だな（笑）